無機EL / ELシート

ELシート
無機EL発光素材を薄いシート状に形成した発光するシートです。
切った形で光らせることが出来る特性から、光りが必要な部分に合わせた発光体を作ることが可能です。
薄くて軽いシート状のバックライトとして、手軽なライトサインや安全な看板として活用出来る発光素材です。
ELシートの構造
ELシート構造の簡単なイメージ図です。クリック拡大※最新の構造イメージ図では無い場合があります。
なお、ELシートは単体では光りません。専用の発光装置「インバーター」が必要です。インバーターの対応電源は種類によって異なります。
※カット出来るタイプのELシートをインバーターに繋げるためには簡単な配線加工が必要です。電気配線経験不要で簡単に出来ます。

ELシートの発光色
ELシートには発光色の種類があり、カラー発光させることが出来ます。
各色、上が無発光色で、下が暗所での発光色となります。※クリック拡大。
※ELシートの発光サイズと使用するインバーター、使用環境により色合いが実際と異なる場合があります。
※販売されている発光色は無機ELシートのサイズによって限定されます。

ELシートの特徴
ELシートの特徴はカットした形で光ることです。ハサミやカッターナイフで簡単にカットが出来ます。薄いシート状で発光しますので、必要な部分に合わせた光りを作ることが可能です。ELシートのカット方法はこちら。
ELシートのサイズは最大A2サイズとなります。カットすることで必要なサイズのELシートが作れます。
ELシートは薄いシートで面発光しますので、簡単に設置するサイン用バックライトとして手軽に使用出来ます。ELシートをバックライトとして使用する場合についてはELで光るサインをご参照ください。
※画像をクリック(タップ)するとイメージと文字が分けて表示されます。

光りが必要な形に簡単にカットが出来ます。

文字の形にカットすれば発光する文字が作れます。

特別な施工は不要で簡単設置のライトサインが出来ます。

光りが必要な形に簡単にカットが出来ます。
ELシート説明動画
ELシートを簡単に説明した動画です。更に詳しい内容の動画は動画終了時に表示される動画リンクをクリックしてご覧ください。
※画質設定1080pHDでご覧ください。合成音声入りですが字幕が入っていますので、音声無しをご希望の場合は音量をOFFにしてください。
ELシートの主なデータ
※最新のデータでは無い場合があります。
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主な仕様 - シート厚=0.23mm(曲げることが可能、ただし最小曲率R15mm)、最大電圧 AC150Vrms(※推奨使用範囲は約70~110Vrms)、最大周波数 2,000Hz(※推奨使用範囲は約300~800Hz)、動作温度=-30度~+60度、保存温度=-40度~+70度。
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寿命 - ELシートは徐々に輝度が落ちて光らなくなります。使用する面積とインバーターの組み合わせにもよりますが、通常の温度、湿度(温度20度、湿度65%)での使用下の場合、約2,000時間程で初期の明るさの3,4割程になります。シートの寿命としては約3,000-3,500時間が目安となります。※高温多湿の場所での使用は寿命を著しく下げます(例えば温度40度、湿度90%の条件下では5分の1以下になります。)。※インバーターは引き続き使用出来ますので、ELシートの交換が必要となります。*インバーターの機能により常時点灯発光と点滅発光が出来ます。
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長所 - 薄く、軽く、消費電力が少なく(蛍光灯の1/3程度)、発熱もほとんどありません。色の種類が有り、多彩なカラー発光が可能です。※色の種類はELシートのサイズにより異なります。
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短所 - 蛍光灯やLEDと比べて輝度が低く、寿命が短い。湿度と紫外線に弱い。*ラミネートやUVカットフィルムで湿度と紫外線は予防出来ます。

カスタムELシート
ご要望サイズの無機ELシートを製作することが出来ます。大量生産と安定供給に対応します。
薄くて柔軟なシート状の発光素材である無機ELシートは、限られた範囲での発光製品として最適です。
メーターパネル等の表示ディスプレイや腕時計等の小さな画面のバックライトなど、無機ELシートは狭い範囲や薄い部分に組み込んで発光させることに適合した発光素材です。
製版することで、必要なサイズの無機ELシートを大量生産することが出来ます。安定供給も可能です。FPCにも対応。
※製版の場合は製作 費とは別に初期費用として製版費用(1回限り)が掛かります。また、最低発注数が決まっています。なお、製版を行わない少量製作も可能ですが、ハンドメードのため費用はかなり高くなります。
製作例

無発光

室内光下発光

部分発光

無発光
